瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)とは一体どんな神様なんだろう?ご利益は何か知りたい。
そんな方へ。瓊瓊杵尊とはどんな神様なのか気になりますよね。
- ニニギノミコトとはどんな神様?
- ニニギノミコトってどんな話?
- ニニギノミコトのご利益は?
- ニニギノミコトの神話はどんな物語?
- ニニギノミコトはどこの神社にお祀りされてるの?
などなど、瓊瓊杵尊とは一体どんな神様なのか、簡単にシンプルに分かりやすくご紹介します!
Table of Contents
瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)とはどんな神様?
ニニギノミコトはアマテラスオオミカミの孫です。産まれたての赤ん坊の時に高天原から派遣され高千穂に降臨します。(天孫降臨)
その時にアマテラスから授かった三種の神器は現在でも皇室のシンボルとされています。
またアマテラスから高天原の神聖な稲穂も授かります。名前のニニギには「稲穂がニギニギしく(賑やかに)成熟する」という意味合いも込められているため五穀豊穣の神様として信仰されています。
ニニギノミコトの奥さんは木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)です。
ニニギノミコトが今の日本に降臨したことにより彼の子孫が繁栄し、現代の皇室へと続いていくのです。
瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)のご利益・ご神徳は
- 五穀豊穣
- 国家安泰
- 家内安全
- 厄除
- 畜産
など
瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)の別称
- 天津日子火瓊瓊杵尊(アマツヒコホノニニギノミコト)
- 邇邇芸命(邇邇芸尊)(ニニギノミコト)
- 天饌石国饌石天津日高日子火瓊瓊杵命(アメノニギシクニニギシアマツヒコヒコホノニニギノミコト)
瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)の神話のあらすじ
ニニギノミコトは高天原でアマテラスの息子であるアメノオシホミミの息子としてに産まれます。
アマテラスは現在の日本である葦原中国(あしはらのなかつくに)を気に入り息子のアメノオシホミミを任命して統治させようとします。
しかしそんな時にニニギノミコトが産まれました。
父親のアメノオシホミミは「子供が産まれちゃったから俺は行けない。息子のニニギに行かせよう。」と言ってニニギノミコトが派遣されることになったのです。
ニニギノミコトは産まれたての赤ん坊で、一説によると布団に包まれて降臨したとも言われています。
葦原中国に降り立ち、猿田彦神に先導してもらい宮崎の高千穂に降臨します。これが天孫降臨(てんそんこうりん)の簡単なあらすじです。
ニニギノミコトはそこで宮殿を建てて成長します。
ニニギノミコトと奥さんのコノハナサクヤヒメとの出会い
ある日美しい女性に出会い一目惚れします。
それが木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)です。よっぽど気に入ってしまったようでその場で彼女と「交わりたい」と申し出ます。 😳
コノハナサクヤヒメは父上に確認し承諾を得るのですが、お姉さんのイワナガヒメも一緒に差し出すと言います。
コノハナサクヤヒメは美人なのに対してイワナガヒメはお世辞にも美人とは言えないのでニニギノミコトはイワナガヒメを送り返してしまいました。
しかしイワナガヒメが差し出されたのには理由がありました。ニニギノミコトが岩のように永遠の寿命を持つ願いが込められていたのです。
イワナガヒメを返してしまったため、ニニギノミコトと子孫の天皇は高天原の神様であるにも関わらず永遠に生きることはできなくなってしまったと言われています。
ニニギノミコトとコノハナサクヤヒメの間には三人の子供が産まれます。そのうち二人が海幸彦と山幸彦です。
関連記事
葦原中国(あしはらのなかつくに)と言われる今の日本の国造りをしたと言われる大国主命(オオクニヌシノミコト)についてはこちらの記事で詳しく書いています。
天孫降臨の際に道案内をした猿田彦神についてはこちらの記事で詳しく書いています。
瓊瓊杵尊がお祀りされている神社は
- 高千穂神社(宮崎)
- 箱根神社(神奈川)
- 富士山本宮浅間神社(静岡)
- 霧島神社(鹿児島)
など
【参考文献】神社の神様を知るのにおすすめの本
以上、瓊瓊杵尊についてのご紹介でした。こうして特定の神様が気になるのは何かのご縁かもしれません?
この記事の参考文献はこちらの記事にまとめて記載しています。どの本も神社の神様を知るのに分かりやすく読みやすいのでおすすめです。