松本城ってどんなお城?誰が建てたの?
お城に行く前に、松本城について知りたい。
こんな疑問に答えます。
<この記事の内容>
- 松本城のうんちく。城主、年表、お城の特徴など。
- そのたお城の基本情報。
- 松本城付近のおすすめのホテルやツアーなど。
Table of Contents
松本城の特徴
松本城の特徴
松本城は1593年から石川和正によって築城されました。
戦国時代の終わりに建てられたので、火縄銃を使う戦いに備えた城で石落としなど様々な仕掛けがある戦いに備えた城です。
石川和正は豊臣秀吉側についた武将なので、豊臣秀吉が建てた大阪城のように色が黒いのが特徴的です。
また徳川家康がいる江戸を監視するために建てられた城と言われています。
真っ黒な姿から別名「烏城」として知られていますが、これは正式な別名ではないと松本城の公式ホームページに書かれています。
松本城は現存する12の天守のうちの一つで、国宝に指定されています。
お城の中は一般に開放されていて、中はお城の造りや火縄銃など当時の貴重な資料を見ることができるミュージアムとなっています。
松本城の歴史
松本城の城主
松本城の城主は松本藩の初代藩主と言われる石川数正です。初めは徳川家康につき、後に豊臣秀吉側につきました。
石川氏をはじめ、以後下記に記載している7家の大名によっておさめられていました。
各大名家の後継者などを含めると藩主は全部で23人います。
石川氏、小笠原氏、戸田氏、松平氏、堀田氏、水野氏、戸田氏
松本城の年表
こちらはおおまかな松本城の年表です。
- 1593 石川数正が城主になり松本城天守閣の工事が進む
- 1613 小笠原秀政が松本城種になる。
- 1617 戸田康長が松本城主になる
- 1633 松平直政が松本城主になる
- 辰巳付櫓、月見櫓が建築される
- 1638 堀田正盛が松本城主になる
- 1642 水野忠清氏が松本城主になる
- 1726 戸田光慈が松本城種になる
- 1727 本丸御殿が全焼する
- 1872 二の丸御殿が県庁として使われ売りに出される
- 1878 市民(市川量造)により買い戻される
松本城の立地
松本城が建てられた立地にも立派な意味があります。
風水で好適地とされる、「四神相応の地」という観点から松本城の立地が選ばれました。
四神相応の地には下記の土地が良しとされています。松本城も下記の全てに当てはまります。
松本城の6階(最上階)に上がると、四方を見渡せる展望所になっています。ぜひ立地という面でも周りを見渡してみて下さい。
- 北 背後に高い山
- 東 清き流れ
- 南 広くひらけた湿地帯、くぼんだ土地
- 西 大きな通り
松本町の人口
1725年当時、武家屋敷に住む人々の数は約6,000人と言われています。家族と武家に奉公する人々も含んだ人数です。
松本城の見どころ
松本城の入場に関して
松本城は高さ29.4mで、内部は6階建です。
ちなみに外から見ると5階建てですが、3階部分が外から見えない造りになっています。
中に入るには入場券の提示が必要です。
また入口と出口が違うので、靴を脱いだ後はビニール袋に入れて持ち歩きます。
中は木造で床がつるつるしていて滑りやすいです。
また階段は全部で140段あり、とっても急なのでご注意ください。
冬は床が冷えるので靴下を二重にするなど対策されるのをおすすめします。もちろん冷房暖房はありません。
お城の中はミュージアムになっていて、各フロアで見れるものはざっくりとでずが下記の通りです。
松本城の天守閣の内部
松本城の見どころは、天守閣の内部全てです。
造りから展示物まで、貴重な現存するオリジナルを見ることができます。
各階の見どころをご紹介します。
天守1階
1階はかつて食料や鉄砲などの武器、弾薬の倉庫でした。
こちらでは戦いのため備えられたお城の構造が見どころです。例えば突き上げ戸、縦格子窓、鉄砲狭間、石落とし、矢狭間などです。
お城はの材木はつか60%、その他ヒノキ、松などが使われています。
天守2階
いざという時に、武士たちがつめていた武者溜になったと考えられています。
見所は火縄銃の展示や、つっかい棒をはずすとすぐに窓を閉めることができる突き上げ戸などの造りです。
天守3階
3階は窓がなく暗い作りの部屋です。
外から見えず安全なので、戦いの際に武士が集まる部屋だったと考えられています。
天守4階
4階は明るく広々としています。いざという時に城主がいる御座所になった場所です。天井が高くて柱は少なく、材木は全てヒノキです。他と比べて格調高い作りの部屋となっています。
他の階との造りを見比べてみて下さい。
天守5階
5階は重臣たちが戦いの作戦会議を開く場所だったと考えられています。
5階から6階への階段は狭くとても急です。
天守6階
6階はかつて敵を見張る見晴台でした。当時は畳がひかれていたと言われています。
今は展望所として松本市内を見渡すことができます。
天井を見上げると二十六夜神という松本城を守る神様が祀られています。
1727年の火事で本丸御殿が燃えなかったのは二十六夜様のおかげだと言われています。
月見櫓
急な階段を下り今度は天守の後に増築された月見櫓へと続きます。
月見櫓はお月見をするための建物で、天井が船底の形をしています。当時平和な時代であったことの証拠でもあります。
月見櫓を抜けると出口です。
松本城の赤い橋:埋橋
松本城のバス駐車場がある西側には赤い橋がかかっています。
埋橋(うずみばし)といい、渡ることはできません。埋橋の先にある門は閉鎖されています。こちらの橋は昭和の大修理の際に設置されたものです。
赤い橋から見た松本城は美しく人気の写真スポットです。
松本城の掘
松本城のお堀には鯉がたくさん泳いでいます。
当時のお堀は現在の4倍の広さで、深い所は3m以上あると言われています。
松本城の基本情報
松本城のアクセス
住所:長野県松本市丸の内4番1号
電車で
JR松本駅から徒歩20分
バスで
JR松本駅から松本周遊バス「タウンスニーカー」北コースで約10分
車で
松本ICから約20分(約3.5km)
松本城の入場料
大人 700円 小中学生 300円
松本城と、松本市立博物館も見学できます。
松本市立博物館では松本市の生活や行事・お祭りなどについての展示があります。
詳しくは公式サイトでご確認下さい。松本城公式ホームページ
松本城近くのホテル
リッチモンドホテル松本
JR松本駅から徒歩4分、ホテルからお城まで約9分の便利な立地です。
ホテルブエナビスタ
松本駅から徒歩7分、お城まで徒歩16分の一にあるシティホテルです。ブエナビスタとはスペイン語で「良い眺め」の意味で、朝食会場からは松本市内を見渡すことができます。
松本城のツアー
添乗員さんやバスガイドさんつきなどツアーの種類が豊富なのがこちらです。
日本有数の山缶風景や名湯を楽しむ!クラブツーリズムの関東・甲信越旅行
松本城関連書籍
終わりに
以上、松本城のうんちくについてご紹介しました。
天気が良い日に行くと、青い空と黒い松本城のコントラストはとても美しいです!
まだ実物を見たことがない方は、ぜひ一度行かれることをおすすめします!
松本城の他におすすめの観光地は松本市美術館です。
松本市生まれの草間弥生さんの展示を見ることができます。
また松本は山が見渡せて自然が多くとってもリフレッシュできますよ。